鎌倉の櫻もほころび始めて春も盛りを迎えようとしております。新聞・テレビでは春を迎える喜びを告げずに悲惨な戦争の模様を頻繁に報道しています。自分が神の化身にでもなったつもりの指導者達が引き起こした戦争に多くの人が巻き添えをくらって今この時も死んでいます。アラーもキリストも仏もマホメットも、人の命は神仏から与えられた物でなにびともそれを奪うことは罪であると教えています。
それにもかかわらず今昔、宗教戦争が続いているのはどうしたわけでしょう。テレビで偉そうに演説している指導者達の顔が鬼の顔に見えるのは私だけでしょうか。一日も早く戦争が終結することを祈るだけです。
不景気とはいえ平和な日本で私は4月7日より一週間、伊勢から奈良を抜けて京都へ春の取材にでかけます。桜が見頃ならいいのですが。すみからすみまで取材ずみの地域ですがこの3年ほど櫻の見頃が早かったり遅かったりとうまくスケジュールが合わなくてこの地域には行ってないので、今の自分が観るとまた新しい風景に出会うことがあるような気がします。
独自の技法で描いていますので描けば描くほど、少しずつですが新しく使えるようになった色とかマチエールの変化で表現の幅が広がってきています。自分が描ききれない風景は取材時に自然と観ないように避けているようです。ですから久しぶりに同じ場所に立つと以前に観る事ができなかった景色に出会うことがあるのです。そんな期待を込めて行って来ます。
6月に予定しておりました彫刻家の薮内佐斗司氏との二人展は彼が平櫛田中賞を受賞し、受賞記念の展覧会が決まり今年の暮れに延期になりました。受賞を心よりお祝いいたします。
その代わりに「21世紀の巨匠画家10人展」が博多大丸催事場にて6月19日から24日まで開催されることになりました。私のように夢の巨匠でなく現在巨匠として活躍されておられる諸先生と御一緒させていただくので光栄です。20日午後6時より開かれる「レセプション・ギャラリートークの夕べ」には絹谷幸二先生・森田りえ子先生と共に出演いたします。また次の日21日には午後3時より再び「ギャラリートーク・記念撮影会」もあるそうです。九州の皆様にお会いできるのを楽しみにいたしております。
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